こんにちは。あい です。
このブログでは、「偏食児が絶対食べるレシピ」や「幼児に必要な栄養」の話ではありません。我が子の偏食に背を向けたことで地獄を味わった私が、そこから這い上がった経験で学んだ「偏食児との向き合い方」をお話しします。
▼この結論にたどり着いた理由はこちらから(自己紹介)▼
「子どものための料理」とは
1つ目の偏食対策は、「食べさせる努力をやめる」でした。
「食べさせる」前に、まずは「見て、触って、待つ」ことを、子どもの警戒心をとける声掛けをしながら促すことで、食べられなかったものも自ら食べられるようになるという話をしました。
では、2つ目の対策は「子どものためのレシピ」をやめることです。
「子どものための料理」
小食や偏食などの子どもに限らず、子どものいる家庭は「子どもが食べたい料理」や「子どもが食べられるような内容の料理」、つまり「子どものための料理」を作っていると思います。
具体的にはこんなものがあげられます。
特に離乳食時から、「いろんなものを食べさせるようにしましょう」「バランスのとれた食事を心がけましょう」など口酸っぱく言われますよね!!!
多くのママが、「子どものために」と考えて時間をかけて作っていると思います!
幼児食の基本
子どもの頃の食事は、発育・発達にとても重要なものです。
栄養バランスを考えて、「一汁二菜」の献立が良いと言われています。
実際1日にこんな種類の食品を、3回の食事と1~2回の間食で摂取した方が良いのです。
特に幼児期は、体重1㎏あたりで比較すると、成人の約2倍の栄養素が必要になるので、おやつも活用することで栄養を補う必要があります。
努力の成れの果て
こんなにたくさんの食材を使ってバランスよい食事を作るって、大人の分さえ厳しいですよね。
ですが、がんばって作っているママもたくさんいると思います。
中には「栄養をとらせないと」とプレッシャーに感じて頑張っているママがいるはずです。
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ですが、ここで考えてほしいことがあります。
「ママ自身があまり進んで食べたくないもの」も作っていませんか!
私もその一人でした。
子どもに栄養を摂ってほしい一心で、自分自身もあまり好みでないものをわざわざ作っていました。
なので、子どもが食べないと・・・
なんで頑張ったのに食べないのー!!!!!!!
と余計思ってしまうんですね。
だって自分が食べたいわけではないのにめちゃくちゃ無理して作ったのだから笑
子どもが食べるならいいんだけど・・・笑
はい、もうシンクに食べ残し叩きつけますよね。(怒)(前項につづき・・・笑)
「栄養重視の子ども用メニュー」をやめる理由
「我が子にいろんなものを食べてほしい」「バランスのとれた食事を食べてほしい」一心で、たくさん工夫をすることは大事です。
ですが、それで食べない子や、ママが食べたくないものをわざわざ作るのは、
今すぐやめて!!!
(もちろんそれが趣味な方、苦でない方は続けてくださいね!)
「子どものためを思って作ったのに・・・」と思っているママ、栄養のためかもしれませんが、自分が食べたくないものを子どもという人に食べさせようとするのは単なる押しつけです。
「食べなさい」というプレッシャーを感じるほど、子は食べないんです。
この目的は、「食は楽しいんだよ!」と我が子に分かってもらうことです。
お子様にとって、食の時間が修行になっていませんか!?
食の時間を苦にならなくするには、まずはママが食を楽しむことが大事です。
「栄養重視の子ども用メニュー」をやめるべき人
特にこんな方は今すぐやめましょう!
まとめると、「心に余裕がないママ」です。
頑張れば頑張るほどドツボにハマります。押しつけになります。
そしてイライラしたり、心のバランスが取れなくなります。
結果、子どもにママのイライラが伝わり余計食べなくなるんです・・・泣
「食」の大事な役割=楽しむ
私は「食」の一番大事な役割は「楽しむ」ことだと思っています。
私は食品に関する仕事に携わっています。
その中で感じていることは、「食」はただ単に栄養を体に入れるものではなく、様々な発見という「学び」や、楽しい「思い出」、1日の疲れを癒す「時間」であったりと、人間が生きる上で大事なものということです。
そのため、「食」は栄養をとるための時間というより、楽しい時間にするべきです。
特に子どもにとっては、たくさんの学びを得る貴重で素晴らしい時間なんです。
解決方法=「子どものための料理」の代わり
「食」を楽しめていないのならば、その努力、やめましょう!休もう!
自分が食べたくないものは我が子も食べたくありません!
なので、ママ自身が「おいしい・食べたいと思う料理を作る」ことから再スタートしませんか!
そして、ママ自身が食を楽しみ、その姿をお子様に見せてあげてください!
STEP1.ママが食べたい料理を作ろう!
多くの場合が、「子どもが食べられるか」を1番に考えて、メニューを決めていると思います。
それで食べていれば問題ありませんが、食べたないから悩んでますね!
なので、それはやめてください。
そして「ママが食べたい」を1番に考えてメニューを決めてください。
でもエルサの好きなものも必ず入れてよ~。
子どもが食べなくても、ママがイライラすることはなくなります。
だってママが好きなものなんだから!
でも、我が子が大好物なものや食べられるものや、我が子からのリクエストはもちろん入れてあげてくださいね!
あくまでも、子どもが食べるか食べないか分からないものについては、ママが好きなものに変えることをおすすめします。
STEP2.子どもが食べなくてもテーブルに並べる
次にテーブルに並べますが、我が子が食べない場合もテーブルに並べてください。
子どもの分まで全て取り分ける必要はありません。
大皿でどーんでかまいません!笑
STEP3.家族がおいしそうに食べる
そして最後はおいしそうに食べましょう!!!
実は、家族がおいしそうに食べていると、意外に子供が興味を示します。
それが、子どもには食べられないもの(例えば辛いもの)でも、「こんなものもあるんだと」知ってもらう良いきっかけになります。
中には、食べないと思っていたものも食べる場合もありますよ。
ちなみに、我が家は私がごぼうの漬物をポリポリ食べていたら、エルサも漬物を食べるようになり、食べられなかった「ごぼう」が食べられるようになりました笑(塩分は気になりますけどね・・・
結果
では、「子どものためのレシピ」をやめた結果、どんな効果はあったのでしょうか。
そしてこれは母と娘の二人の変化ですが、1つ目の偏食対策と同様、食事時に格段に笑顔が増えました!
これまでは母のイライラが娘にも伝わっていたのでしょう・・・。
楽しく食事ができるようになったことが、一番のメリットでした。
ちなみに理時に、火を使っていたり、自分の気持ちが焦ったり疲れでイライラしているときは、ダイニングテーブルで出来ることをお願いし、台所には入らないようにお願いしています!
食べられなかった「ブロッコリー」「にんじん」もたくさん食べられるようになったんだ!すごいでしょ!
まとめ
最後にここまでの内容をまとめます。
子どもの栄養を考えて努力をすることは大事ですが、ママが食事を楽しむことが、我が子が食事を楽しむことにつながりますよ!
ママ自身が余裕を持つための工夫も大事なんです。
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私と同じ悩みを抱えるママ・パパたちが、
少しでも毎日楽しく、生き生きと、我が子と過ごせますように。
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